過去の例会テーマから見る近畿本部上下水道分野の関心領域
本ページでは、近畿本部上下水道部会が過去に開催した例会の講演タイトル・概要をもとに、 これまで取り上げてきたテーマやキーワードを整理しています。
講演内容そのものを評価・要約するものではなく、 例会案内に掲載した情報から、分野やキーワードの傾向を整理したものです。
上下水道分野で扱われるテーマの広がりを知るための参考としてご覧ください。
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過去の活動をご覧になって興味を持たれた方は、 初めての方へをご覧ください。
主なテーマ
2022年度以降の例会案内に掲載した講演タイトル・概要をもとに、 繰り返し取り上げられている主なテーマを分野別に整理しています。
- 維持管理・老朽化対策:施設更新、長寿命化、トラブル対応、機能診断など
- 災害・耐震・防災:地震、液状化、浸水対策、災害時の水供給など
- 水処理・水質:膜処理、ろ過、水質分析、微生物、PFASなど
- 管路・設備:管路更新、漏水検知、ポンプ、配水池、地下構造物など
- DX・AI・ICT:AI、衛星画像、地中可視化、遠隔監視、クラウドなど
- 事業運営・官民連携:上下水道経営、広域化、PPP・PFI、人材不足など
- 環境・資源・エネルギー:地下水、脱炭素、資源回収、再生可能エネルギーなど
年度別の傾向
各年度の例会案内に掲載した講演タイトル・概要から、 その年度にどのような分野や課題が多く取り上げられていたかを整理しています。
2026年度
ここに2026年度の分析を掲載します。
2025年度
2025年度は、上下水道施設の維持管理や災害対応、事業運営に関するテーマが多く取り上げられました。 下水処理施設や食品工場におけるトラブル対応、井戸を活用した災害対応、水道施設の長寿命化など、 施設を継続的かつ安定的に運用するための実務的なテーマが目立ちます。
また、上下水道を一体とした経営改善、海外における水道事業の課題、水環境保全、地下可視化技術など、 施設単体の技術だけでなく、事業経営、広域的な水環境、DX・可視化技術まで幅広いテーマが取り上げられています。
主なキーワード: 維持管理、災害対応、トラブル対応、長寿命化、上下水道経営、地下水、水環境、DX
2024年度
2024年度は、水道施設や管路の更新・耐震化、水処理技術、官民連携など、 上下水道施設の機能を将来にわたって維持していくための技術や事業手法に関するテーマが幅広く取り上げられました。 水道管内カメラによる機能診断、高密度ポリエチレン管やステンレス・フレキ管による管路更新、 ステンレス鋼製水槽の耐震性など、管路・構造物の維持管理や耐震性に関するテーマが目立ちます。
一方で、PFASの汚染と除去・分解技術、海水淡水化、沈殿理論など水処理に関するテーマのほか、 上下水道・工業用水道における官民連携、DXを活用した上下水道業務の支援なども取り上げられています。 施設・設備そのものの技術から、事業運営やデジタル技術まで、多様な課題を扱った年度となっています。
主なキーワード: 管路更新、耐震、機能診断、水処理、PFAS、海水淡水化、官民連携、DX
2023年度
2023年度は、DX・AIなどの新しい技術を活用した維持管理と、既存施設の更新・耐震化に関するテーマが多く見られました。 衛星画像解析による漏水検知、ビッグデータとAIによる水道管の破損リスク予測など、 水道管路の維持管理にデジタル技術を活用する取組みが取り上げられています。 また、既設浄水場の更新計画やステンレス鋼製水槽の耐震性など、 施設更新や災害への備えに関するテーマも扱われました。
そのほか、工場排水規制、下水道の新たな価値、汚泥・資源化処理と脱炭素、 地熱開発におけるリスク管理など、上下水道を中心としながら環境、資源、エネルギーへと広がるテーマも見られます。 水処理や施設管理に加えて、資源循環や脱炭素、新技術の活用など、 上下水道分野を取り巻く幅広い技術課題が取り上げられた年度です。
主なキーワード: DX、AI、漏水検知、管路維持管理、施設更新、耐震、資源化、脱炭素
2022年度
2022年度は、水処理や水質管理といった上下水道の基礎的な技術に加え、 浸水対策、地震・液状化、地下構造物の点検など、防災や施設維持管理に関するテーマが多く取り上げられました。 水質分析機器、緩速ろ過、微生物など水処理・水質に関するテーマがある一方、 道路における雨水浸水対策、地震時の液状化対策、ICTを活用した地下構造物点検など、 インフラを安全に維持するためのテーマも扱われています。
また、中小規模水道事業者が抱える人材・施設・財政上の課題や、 浄水場・下水処理場のプラント設計など、施設の計画・設計から事業運営まで幅広い内容が取り上げられています。 さらに、下水中のウイルス検査など当時の社会状況を反映したテーマもあり、 基礎技術、維持管理、防災、事業運営を横断した構成となっています。
主なキーワード: 水質分析、水処理、微生物、浸水対策、液状化、防災、ICT、プラント設計
テーマ別の主な例会
各テーマについて、例会案内に掲載した講演タイトル・概要をもとに、 テーマとの関連が分かりやすい例会を3件ずつ例示しています。 同じ例会は複数のテーマに重複掲載せず、複数のテーマに関連する場合は、 主な内容に最も近いテーマに掲載しています。 また、該当する例会の中では、新しい年度のものを優先して掲載しています。
維持管理・老朽化対策
- 2026年7月2日 下水道用コンクリートの微生物腐食について
- 2026年1月8日 地下可視化技術によるインフラ老朽化対策の現状
- 2025年9月4日 下水処理施設のトラブル対応
災害・耐震・防災
- 2026年11月12日 施設見学会「日本ニューロン けいはんなサウスラボ 管路防災研究所」
- 2025年12月4日 令和6年能登半島地震の被害分析
- 2025年6月5日 井戸を用いた災害対応の実態
水処理・水質
- 2026年9月3日 学名に親しむ
- 2026年6月4日 RO膜・FO膜技術の新展開:省エネルギー海水淡水化から資源濃縮まで
- 2026年4月16日 施設見学会「大阪広域水道企業団 村野浄水場」
管路・設備
- 2026年8月6日 水道に関連する技術・製品の開発と今後の課題
- 2025年5月8日 水道施設の長寿命化へ高性能繊維シートによる構造物の補修・補強工法
- 2024年11月7日 「上下水道用ポンプの現場での諸問題」
DX・AI・ICT
- 2025年10月2日 北海道内の工場における嫌気処理を中心とした排水処理について
- 2025年3月6日 「上下水道職員の困り事を解決するDX 一体型クラウドシステム―官民連携、広域連携を踏まえた初心者でも対応に困らない仕組み作り―」
- 2024年3月7日 「衛星画像解析が解決する新視点の漏水検知技術について」
事業運営・官民連携
- 2026年3月5日 ウガンダ共和国における上水道の実態ー現地が抱える課題事例紹介ー
- 2025年7月3日 上下水道を一体にした経営改善方策
- 2024年6月6日 「上水道及び工業用水道における官民連携事業の当社事例紹介」
環境・資源・エネルギー
- 2026年10月1日 地下水規制地域でも使える再生可能エネルギーの地下水利用空調システムを担う大容量帯水層蓄熱システム(ATES)技術開発の紹介
- 2026年2月12日 琵琶湖淀川流域における水環境保全の歩みと今後の展望
- 2025年11月6日 施設見学会「京都市上下水道局 石田水環境保全センター」